最近政治全体がポピュリズム化しています。
よく政治家が何やってくれたんだ!って聞きます。
今回の選挙も、ずいぶんそんな話がでていたように思います。
いま但馬では、浜坂道路とか、豊岡道路とかバンバン工事をやっていて、重機やダンプがバンバン走っていて、そんな風景に、賛否両論ありますが、しかし、近い将来道はできあがります。
よく、豊岡に行くことがありますが、最近ではいつも蘇武トンネルを通って豊岡まで行きます。
もう蘇武トンネルもできて10年経ちました。
どうでしょう。
今蘇武トンネルを通過しながら、あーありがてーなーと思いながら走っている人ってどれくらいいるんでしょうか。
もう10年もたってしまうと、そこにあるのは当たり前になってしまっているんだろうと思います。
国道9号線の但馬トンネルなんて、私が生まれる前だったんでしょうから、私の感覚では、そこにあるのは当たり前な感覚なんです。
きっと、政治ってのはそんなものなんだろうと思うです。
自分たちの生活が、知らず知らずによくなっているということはなく、その時その時に決断し、実行してくれた先人たちがあって、今の世の中になっているわけです。
だから、いま社会保障の問題がさかんに言われています。
ですが、どことなく、自分にとって恩恵があればよしだし、自分にとって関係がなければ、よくないってことで判断しています。
道路がそうであるように、便利さとか、快適さとかをいま実感できなくても、地域がよくなるために決断しなければいけないことがたくさんあります。
これは次の世代のために必要なことなのかどうか。
自分が死んだときに、先人たちは、よく考えてくれたんだなー。
こどもたちがそう思ってもらえる自分たちの今の行動なのか、自問自答しなくてはなりません。