選挙戦全日程を終了しました。
とある候補者の支援を期間中ずっとしてきました。
よく『そんなことをやって何かメリットあるの』と聞かれます。
メリットとは何かという定義がまずあいまいなので、その答えは実に難解なものですが、究極的にいえば、それはその本人次第ということだと思います。
ちなみに私自身は、メリットはあると思っています。
それは、活動を通じて、さまざまな人とのコミュニケーションが生まれるということ。
そして、地域を愛する気持ちが醸成されること。政治に関心がもてるようになること。
また、同じ活動をやっている仲間とはより一層連帯していく気持ちが沸き起こること。
さらには、普通の人では経験できないことが経験できること。
と、あげればキリがありません。
これをメリットと言わずしてなんというのでしょう。
確かに、一時的に仕事を犠牲にしているということも事実。
とはいうものの、なにをもってその人が仕事と定義づけるかということにもよりますが…。
以前のブログにも書きましたが、朝、路上にたって、支援のために手を降りました。毎日毎日振りました。
手を振ったって、それでモノは産まれないし、かといって、相手が直接的にサービスを受け取るのでもない。
となれば、生産性ゼロの活動?
本当にそうでしょうか?
相手に何かのメッセージが伝わって、その人の気持ちが動いたら、ひょっとしたら、その人の次の行動が変わるかもしれない。
そうなれば、社会が少なくとも何かの変化の兆しが見えるかもしれない。
手を振って、相手がこたえてくれると、そこにつながったといううれしさや、喜びがあります。
逆にまったく無視されたときの悲しみ、時に怒り。
今はこんな形で作り笑顔の一つでもしているけれど、普段の自分はどうなんだろうか?
相手から、声をかけられて、相手に愛想の一つでもしてあげているだろうか?
何より、自分のこころは常に動いていて、自分自身をずいぶんと振り返ったりもします。
そこに、学びがあってとても貴重な時間でした。
そういう経験ができたからこそ、もっと自分を成長させていきたいなと思えるし、ちょっとでも社会がよくできればなとも思います。
この経験を次にどう生かすかということがむしろ問われているのだと思います。
選挙は未来を選択していくこと。
選択しても、変化を起こすのはこれから。
また選択をしたら、それで終わりではなく、ここからがスタートです。
本日、いずれにしても、何らかの結果が出ます。
その結果は、国民が選択したもの。
その結果を受け止め、精一杯その未来が輝かしいものになるよう、一人一人が努力していくスタートなんです。
まずは、今日大雪の日本ですが、必ず投票に行ってほしいものです。

竹野海岸