過去は振り返るなと…。
よくコンサルなんかをいれて、経営改善とかやる場合に、まずやることは現状を認識するということ。
過去5年を振り返って、どういうことを行ってきたのかということにものすごく時間をさきます。
やー俺は未来のことを考えたいんだよ、過去のことにはとらわれないんだよー
と思わずいいたくなるぐらい、徹底的に過去の振り返りをやらされます。
未来を考えるということとはどういうことなのか…。
独創的なイノベーションとかを求められる場合が多いですが、そのイノベーションもある日突然に降ってわいてくるようなことはない。
IPS細胞だって、活気的なイノベーションだけれど、それは過去の多くの積み重ねがあってのイノベーション。
もちろん、ふとした何かのきっかけや、実験の失敗による偶然の産物とかそういうものもあるのだろうけれど、それもやはり過去の蓄積によるものなのだろうと思います。
なんとなく振り返る時間なんて、時間の無駄のように思ったりすることもあるけれど、そういう時間の積み重ねが、自分の血となり、肉になるのでしょうね。
そういえば、トップアスリートたちが、日記をつけている人が多いということを聞いたことがあります。
そういった方々もある意味、その世界のイノベータ―であり続けられるのも日記を書いて、振り返る作業を地道に取り組んでおられるからなのでしょうか…。
まだまだ私自身は、振り返る力はとても弱いです。
ひょっとしたら弱いから、イノベータ―になれないのかもしれませんね。
