
私がいま理解しているところでは、『日本の創生』とは、地方に中核となる都市を決め、そこにすべてのサービスなどを集約化していくということのようです。
となれば、まず、香美町は住む地域としては必要のないものとして、集約されるほうに回るということなのでしょう。
ある方は、その考えが行き過ぎると、結局、日本には東京や大阪に都市機能を集約化し、それ以外の地方は不必要なものとして、リストラしていくんじゃないか?
と話されていました。
そういうことなのかもしれないな…と思いました。
最近、地域の歴史について、学ぶ機会がありました。
私の会社がある福岡に八幡山という場所があるのですが、そこに、古墳群があります。
4~5世紀ごろのものと言われており、最低でもそのころからこの地域には、人が住んでいたということにがわかります。
歴史は重く、その1000年以上紡いできた人の営み、グローバル社会に対峙するというだけの理由で、本当に集約化されていくのであればそれはとても残念なことです。
人口密度はいったいどれだけ必要なのか?
きちんとした数字をつかんでいないのですが、食糧をすべて自給し、すべてのエネルギー、暖房、キッチン、照明、車などの移動もすべてを自然エネルギーで賄い、外国からの輸入に頼ることなくすべてを地産化できれば、これぐらいの過疎度はちょうど生きていくにはいいのかもしれません。
とにかく、過疎地域に住む人間の遠吠えにならないよう、地方がちゃんと自立できるようにして、今の地域創生の考えを改めてもらうようにしないといけませんね。