香美町に限らず、地方での病院の医師不足が言われていますね。
昔地元にあった、個人病院はなくなってしまい、また町の診療所も限定的な診療になってしまいました。
私個人は幸い、何年かはお医者さんのお世話になっていないので、ちょっと、医師不足についての実感があまりありません。
総合計画に係るタウンミーティング『僕らの未来ミーティング』ママさん編のお話を昨日しましたが、ママさんたちの声として、子どもが病気になったときのお医者さんへの対応を本当にどうしたらいいんだろう?っていう不安がたくさん聞かれました。
お医者さんが身近にいれば安心…これはもう間違いのない事実。
いまやダブルフルなどの大きなイベントでも、医師や看護師さんを待機していただいて、トラブルに対応しているようになっているぐらいですから、地域としてそういうニーズがどんどんと高まっていくのは無理もありません。
しかし、これも昨日の話と同様、いまや病院経営もたいへんな中にあるので、医師を増やしたり、ましては病院を増やしたりすることは厳しいといわざるを得ないでしょう。
となれば、システムや考え方を変えてそういう事態を乗り切っていかなくてはいけません。
先日TEDxのお話をしましたが、このプレゼンは、そういった事態を乗り切る一つのヒントになるかもしれません。
患者の母数が多いから、医師の数がいるということですから、まずは、患者を減らす努力は私たちでも十分できることだといえます。
健康な体づくりをして、まずは医師にかかって薬を処方してもらったりすることを極力さげる。
これなら、私たちにもできます。
あっ!そういえば、小代でノルディックウォークが盛んにおこなわれていますが、小代あゆもー会が目指すところもここです。体を動かして健康になって、医療費や下げていきましょう!つまりは医師不足を乗り切ろうという視点でも取り組んでいるという話をきいたことがあります!これです!
いまや子どもを産みたくても、近くでは産婦人科は豊岡しかないという不安もありました。
確かに、初めての出産を経験するママさんたちにとって(初めてでなくてもそうなんでしょうけど…)ここに住むということに不安になるのは当然のことといえます。
そのために、よく、里帰り出産をされている方も大勢いらっしゃるようですから、こういった不安も取り除いていかないといけません。
しかし、これも病院や医師を増やすことは容易でありませんね。
これに対しては、先輩お母さんたちのいろいろな情報ネットワークで、不安を減らすというのはどうでしょう?
100人の先輩お母さんがいれば、まさに100通りの出産があったわけであって、そういう経験値を知るような仕組みがあれば、不安も減ったりとかできないでしょうか。
とにかく、この兵庫県屈指の過疎地域で暮らすことに不安を感じることがあるなら、それは全力で取り除いていかなくていけません。
どこよりも安心だと思える地域にしなければ、人は減る一方です。
しかし、田舎の最大の強み、それは人と人の緊密なつながりです。
これらをちゃんとシステムとして活用できるようにすること。
これなら、お金がなくったって、アイデアさえあれば、つくることが可能になると思います。
アイデアは、いろいろな人との対話の中で生まれていくもの。
極端な話、香美町全員でワールドカフェなんかやったりするとめちゃめちゃすごいアイデアが生まれるかもしれません。
小さな町なら、こんなことも不可能ではないです。
田舎に住めることに喜びと幸せを感じられるように…。今日もがんばりましょう!
