田舎の文化と都会の文化はやはりずいぶんと違うなーと感じてます。
先日、ある勉強会が主催され、ベンチマークとして、但馬の企業視察がありました。
10名ほどの参加者がありましたが、私以外は、みな京阪神の経営者でした。
いわゆるライフワークバランスとして紹介された中に、
「私たちの地域では、地区の祭りとか、近所の葬式とかそういうことがあれば社員が休むということが奨励されている」
との説明があり、私自身は軽く聞きながしていたのですが、都会の経営者はいたくそのことに驚きと、感嘆の声をあげておられました。
これらのことは別のそこの企業だけでなく但馬の企業はほぼ間違いなく実践されておられることだと思います…というよりこの但馬という地域で生きていくためには必須のことと言ってもいいでしょう。
地区の奉仕作業に出なかったものは、肩身の狭い思いをしなくてはなりません。
だから、これらのことがあれば休むのはフツーのこととしてとらえられているのです。
ほかにも消防団やPTA、子供会、地域社会で生きていくのに、外せない行事は山ほどあります。
但馬においては、会社というものは、地域社会というものの成り立ちの一つという考えが基本であり、会社というものを中心とした生活の回りに地域があるのとは根本的に異なっています。