この前、行政の方とお話をしていて、私が住む旧村岡町のことをお話してくれて、ほーっ感心するお話がありました。
昔ここは、山名氏が村岡藩をおいている城下町であったのですが、その当時の文献によると、12000名の人がこの村岡に住んでいたらしいのです。
江戸時代の暮らしは、資源の利用などからしても、持続可能な社会であったというふうに言われています。
したがって、外に資源を求めずエネルギー面、食料面からして、12,000名までが許容可能な地域というふうに言えます。
しかも当時は江戸幕府に対して、いわゆる献上品などもあったわけで、そういったものを拠出していても十分に豊かな暮らしが展開できていたわけです。
現在、村岡区内の居住者は、6000人をきっているそうです。
つまりは、6000人が生きながらえるには十分で、あと6000人分のエネルギーと、食料を他に出して外貨を稼ぐことも可能だということ。
もちろん、今は家電製品にあふれ、車に乗りといった、昔に比べはるかに一人あたりが消費する電力は多いのですが、これらのエネルギーを未利用なバイオマスや太陽光などの自然エネルギーまかなうことができれば、現在の豊かな暮らしを堅持しつつ自給自足でまわすことが可能ともいえます。
少子高齢化という人口構造の問題はあるにせよ、自然と人との相関関係においては、自立した社会を構築することが可能ということがいえると思います。
このポテンシャルを理解しているというのはとても重要なこと!
そう考えると田舎にも希望の光が見えてきません?