奥山清行さんというデザイナーがいます。
フェラーリなどのデザインを手がけるピンニファリーナ社で、フェラーリ創業者の名前を冠したエンツォフェラーリのチーフデザイナーを手がけられた方です。
出身地の山形で、伝統の産業復活にデザインの力を発揮しようと帆走されております。
山形に行ったら、ぜひそのお店を覗いてみたいと思いそれが実現しました。
奥山さんのお店で、物は買わなかったのですが、著作がいくつか並んでいたので、それだけは買わせていただきました。
『伝統の逆襲~日本の技が世界ブランドになる日~(祥伝社)』
一気に読みました。
読み進めて行くと、日本という国のアイデンティティというところにまでに行き着きます。
モノづくりがいかにあるべきか…、そして地方がどう再生するのか…そのような考えが津々浦々と述べられています。
デザインが単に色や柄などに及ぶのではなく、どちらかというとプロデュースするという考えであること。
非常に、考えさせられる一冊でした。