いま、私のメインテーマはこれに尽きます。
『いかに、私たちが住む地域が持続可能となりうるのか』
しかし、これは誰にとって持続可能なのかという主語が抜けていたことに気付かされました。
今のお年寄りにとっては、自分の目が黒いうちは、自分が生活していく分には、なんとかやっていけると思います。
そして、若者は、住む場所について、財産をどう維持するのかという問題は横においておいても、選択できる自由が与えられているわけですから、自分が、住み良いと思う場所を選択することができます…。極端な話過疎で持続可能でない地域になるのであれば、そこを出ればいいと割り切ることもできます。
だから、地域に暮らすということに執着しているのは、いったい誰なのかという話なのです。
そこに縛られて行きなければいけない人というのは一体誰なんだろうって、実はあるようでない。
自分がそう思えば大きな問題ととらえられるが、そう思わなければたいした問題にならないわけです。
だから、過疎という問題をこれを現象ととらえ、そういう事実とむきあって、どういきいきと暮らしていけるのかという視点、そして、グローバルな視点で、持続可能であるということが重要なんだと気づきました。
過疎という言葉は、とてもネガティブな言葉としてとらえられますが、数ある現象の一つなのだいうシンプルな捉え方が必要なんだと思いました。