稲森さんが、JALの再建にあたって、16000人を解雇しました。そのことが、人間的ではないと批判されており、また不当解雇に対する訴訟もおきています。
だから、稲盛さんを批判する声もときおり聞きます。
解雇された当事者からみるとそう思ってもしかたない面もあるでしょう。
しかし、稲森さんは、残ることができた社員がいて、そして公共交通機関として、無数の顧客がある。そこに、大義があるとして、リストラを断行しました。
大切なのは、大義…。
人としての道理をミクロでみると、ときに、欠いていると思われることがあるかもしれませんが、より大きな大義であるかどうかは大事な判断材料なのだと思います。