東京オリンピックを招致できたことによって、日本全体の空気が一変したような気がします。
それは、老若男女を問わず、共有できるものをみつけたからです。
7年後という遠からず、近からずに未来に、世界中の人が集い、アスリートは競技をし、観客が応援する…
ボランティアが一生懸命に会の影響にむけてサポートし、インフラがそれにむけて、構築される…
お年寄りにとっては、昔見た1964年の再来を、またもう一度見れるのだと生きる希望をみつける…
シナリオは1億3000万とおりのものがあるかもしれませんが、いずれにしても、誰にとってもイメージしやすい一つの将来の姿が描き出されました。
そういう絵が書けたことによって、自分たちがなすべきことが見えてきた…
今の日本が明るさを取り戻したのは、そういうことなのではないかと思うのです。
自分たちが不安を取り除き、確かな希望を描き出すために、ビジョンを共有することがいかに大事なのかという好例ですね。
東京以外にはオリンピックがやってくることはありませんが、地域もオリンピック同様の花火を自らが作り出し、5年後のビジョン、10年後のビジョン、20年後のビジョンを描きだし、そしてその夢を共有する…。
地域だって未来を創造できるはずです。