秋祭り | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

この地域では、明日の福岡地区の祭りを皮切りに各地区の祭りが行われます。

我がハチ北は9月23日、福岡区や他の地域では、敬老の日の移動に伴って、日にちを変えているとこもあるようですが、幸い秋分の日は、その日から変わることがないので、いつも休日です。

練り込みと呼ばれる、大太鼓と小太鼓を台車の上に乗せて、たたき手と呼ばれる二人が、囃子にあわせて太鼓をたたき、村を練り歩き、神社に五穀豊穣への感謝を捧げるというのが、この地域での祭りの神事になっていて、奉納したもちを最後に境内から撒かれ、それをみんなが拾いもちかえってお雑煮にしたりして、いただきます。

餅まきと、練り込みは兎塚地域(香美町南部)熊次地域(養父市の西部)でどの地区でも行われていますが、各村々でその練り込みの太鼓のたたき方は異なるようです。

いまうちの村では90歳代の方がいらっしゃいますが、その人生の大先輩もずっと経験されていることですので、少なくとも100年以上は続いている行事で、残念ながらいつから始まったかということは分かっていません。

ここ20年ぐらいは、中学生がこのたたき手になっていたのですが、今年、ついに中学生は一人になってしまい、あと2年経たないと、複数の中学生にならないため、つなぎとして、我々おっさんでたたき手を勤めることになりました。

あんまり何も考えていなかったのですが、練り込みのたたき手を志願して、たたくことになりました。


時代が代わり、さまざまな風習やしきたりがなくなっていく中で、やはり守るべき伝統文化というものがありますが、祭りを伝承していくというのは、何をおいても重要視されるべきものだと私は考えています。


昨日も先輩から大笹(ハチ北)はいったいいつから歴史があるのだとお聞きしたおところ、数十年前に、神社の祠を解体したとき、1300年頃の年号が、棟木のところに記載してあったので、少なくともこの村は700年ぐらいの歴史はあるのではとのことでした。

昔は、命をつなぐために田畑を耕すことが生き残る術なのであって、五穀豊穣に感謝するこの秋祭りは、必然のことであったわけです。

時代は違えども、この地に生まれ、育ってきた責任として、しっかりと祭りは伝承していかなくては行けないはずです。