昨年から、多くのお客様をお迎えするようになって感じることですが、競技成績が強いところは規律が正しいというか、生活習慣もしっかりしている印象があります。
もちろん、生活習慣をよくしたらイコール競技成績が向上するかというと決してそうではありません。
やはり、競技成績を支えるのは、それを裏打ちするだけの練習の量や質、メンタルタフネス、食生活、休養、カラダのケアなども含まれます。
しかし、それらを生み出すのが、規律のある生活ということなのです。
団体スポーツであれば、自分以外のチームメンバーと、気持ちを一体化させることが必要ですし、また実質的にプレーのコンビネーションには、それなりの時間をかける必要があり、また、そこには集中力が求められます。
きっちりとした時間を確保するためには、一日のスケジュールを決め、それにしたがって行動することで、実際に練習する時間を有意義なものにすることができます。
個人スポーツであっても同様で、一人でいい成績が納められるのであれば、何もクラブという組織にいる必要がないわけで、個人の能力を最大限引き出すためにも、団体としての力が必要であり、複数名で行動するからには、そこに規律が必要になってくるのです。
体育会が勝利にむかって努力を重ねているのは周知の事実ですが、サークルであれ、やはり勝利に向かってベストを尽くしてがんばっていくことに、大きな価値があるのであり、楽しさもその先にあるのではないかと思います。
単にヘラヘラと笑いあうだけの仲間は、自分たちの成長に貪欲でない、傷を舐め合うだけの薄っぺらな友情で、それは果たして友情といえるのかどうか…。
せっかくの時間をみんなと共有するのであれば、お互いが成長しあえるそんな価値ある時間にぜひしてほしいと思うのが、私個人のささやかなお願いなのであります。