憲法について考える | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日、神戸の地で青年会議所が主催する『憲法アクションデイズin兵庫』に参加してきました。

5月3日が憲法記念日ですが、連休が続くということを考慮して、昨日開催されました。

正直言うと、わざわざ神戸まで聞きに行ったのは、動員がかかっているからというのもありますが、昨日の憲法に関するお話は掛け値なくおもしろかったです。

憲法がおもしろいとは何事?と思われるかもしれません。

憲法は、ご存知のとおり、日本における最高の法規であります。

民法、刑法、建築基準法、道路交通法などなど法規と呼ばれるものは、言葉が難解だし、そして我々市民を拘束するものであり、それらの一番もとになる憲法など一番堅苦しいはずだ!と思われているに違いないし、まったくそのとおりです。

しかし、昨日のこのフォラームは非常におもしろいかったです。

最初に、憲法学者である竹田恒康氏の講演があり、そのあと鴻池祥肇先生、中山恭子先生、竹田恒康氏、JCの兵庫の会長である西村総一郎くん、4名のパネルディスカッションがありました。


竹田先生の言葉を借りると、『憲法はロマンだ!』ということで、もちろん憲法学者として、それを生業としておられるわけですから、本人にしてみれば、そのとおりなのでありましょうが、昨日のフォーラムを通じて、んー確かにロマンかもしれんなーと納得するところ十分なお話でした。

いまの日本国憲法が制定される過程は、GHQの支配下のもとにつくられた憲法であったことは周知の事実ですが、やはりそんな過去があるから、国民はあえて憲法というものを真正面でとらえずにいまに至ってしまったんではないかと思います。

どんな小さな組織にも基本的な方針やルールが存在します。
私ごとですが、先日20年ぶりぐらいに、同窓会を開くにあたって、今後死ぬまで続くであろうこの会を運営して行くために、会則をこしらえました。

やはり複数の人間が、共通の認識をもって、組織として円滑に進むためには、方針なり、ルールをつくるわけです。

当然にして、日本人が日本という国の中で生きていくにおいてもルールなり方針なりというものが必要です。その根幹たるものが憲法なのだと思います。

だから、それを国民一人ひとりが理解しておくことは本来必要なことなのであり、そして国民一人一人が、日本のあるべき姿に思いを馳せ、自らを律していけるために、それをまた見直していくことも必要なのであります。

戦後、日本を二度と戦争を起こさせないようにしようという意図のもとに、日本国憲法を制定したということもまた周知の事実です。

だからよく話題としてとりあげられる憲法第9条が存在し、それが所以で平和憲法だとも言われています。

しかし、今の国際情勢を鑑みると、北朝鮮などのような国家が存在し、ミサイル発射や核実験を繰り返し、周辺国にまさに脅しをかけています。

そしてまた、東日本大震災などのような未曾有の大災害を経験しました。

これらのことを迅速に解決するために、憲法が足かせになっているというなら、いや事実足かせになっているわけで、それらを解決するためには、憲法は変えるべきところは変えていかねばならないでしょう。

そういう時期にきているのだと思います。