いくら自分で否定しようとも、おっさんになったことは否定できません。
10代の頃、20代の人たちは、いたく大人に見え、かっこいい大人になりたいなと憧れをいだいていました。
20代になり、仕事を始めると、自分の力量のなさを痛感し、仕事のできる30代になりたいとおもいました。
常に10代うえのひとたちと今の自分を照らし合わせ、自分のいたらなさは素直に認めながらも、逆に上の世代へのアンチテーゼとでもいうのか、自分たちは、また違った価値観をもち、新しい時代を切り開いて行くのだという気概みたいなもにもあわせてもっています。
ふと、自分も40に片足を突っ込み、いわゆるおっさんの仲間入りを果たした中で、いまの20代の人たちから、どのように見られているのかは多いに気になるところです。
生き方として彼らに範を示せるような、おっさんになれているのかは多いにきになります。
いつの時代でも、世の中は常にこれからの若い世代のためにあります。
そのためには、子供達が憧れるような、早く大人になりたいと思わせる生き方ができているのかを自問しなきゃならないと思います。
世の中が閉塞感にみまわれているのは、間違いなく私たち大人の責任です。
彼らがいまにこの世の中に対して、希望がもてないのなら、やはりかっこいいいきかたを大人が示していないからです。
60年前の戦後は、今よりももっと閉塞的な世の中だったはず。
でも、ときの大人たちの生き様が素晴らしかったから、今に至っているはず。
次の世代に範を示すべく、いまの世の中に不満をぶちまけるのでなくそれに立ち向かうきがいをしめしていきたいものです。