田舎の復権なくして、日本の未来はないと考えています。
日本国民のうち、約10%は東京都民、大阪府民は7%、大都市の人口をかき集めてくると、日本には、相当数の都市在住の人がおられるわけですから、一人ひとりに対しての平等な政策ということを考えると、どうしても都市中心にならざるを得ないのでしょうが、ボトルネックだとか、レバレッジだとか考えると、やはり田舎をどう盛り上げていくかというのが、日本全体の発展につながるんじゃないかと思います。
そして、田舎の人は、都会の人以上に、真剣に日本の未来を考えていると思います。
なんせ、そうしないと、明日がないことがわかっているから…。
都会の人だって、一生懸命未来のことは考えてはいるとは思うけれど、割合という話で考えると、田舎の人のほうが切実に考えているとおもいます。
そういう人が力を発揮したとき、日本はもっともっと変わるとおもいます。
日本は技術立国で世界のトップに踊りでた国ですが、その根本は八百万の神宿ると考える日本人の精神構造がこの国の根本的な繁栄を作り上げているのだと思います。
八百万とは、自然に対する畏敬の念です。日本が日本たる所以は、そういう自然との調和があるからであり、都市中心の日本を考えてしまうと、それに反して、日本の精神的構造が崩れてしい、根本的な競争力を失ってしまうのではないかと思うのです。
ちょっと宗教じみた話になってしまいましたが、やはり美しい山川海があってこその日本だと思います。
そんな強みのある国の、強さをもっと発揮できるような政治であってほしい…そう思います。、