どんな仕事でも、その人だけで、完結できるものなんて、ありません。
私の所属する建設業界で例えてみると、100%自社施工なんてものはなく、必ず外注業者が入ってものが完成します。
100%自社施工と言ってみても、材料自身を自らが作り出すことなどできず、重機や車両だって、自らの手で作り出すことなど不可能です。
必ず、誰かを経由しなければことはなしえないわけです。
そんなとき、相手が本当に心の底からがんばりをしてもらえるかどうかというのは、自分自身が相手から信頼される存在であるかどうかです。
自分一人がなしえることであれば、どういうに振舞おうがお構いないわけですが、相手を介在するものであれば、そこには感情というものが常につきまとい、さらには、その感情の揺れ動き次第で、力を100%以上のものにすることもできれば、50%にしかできないこともあるわけです。
であるならば、相手に敬意を表し、謙虚に振る舞うことが大事だと思います。
謙虚にふるまうとは何も、相手にへつらうということではありません。時に厳しく叱責することもまたそれは、相手の成長や、その先にある相手のために必要な謙虚さの一部でもあると思います。
だれかの格言に、
『我分以外みな師なり』
というのがありましたが、まさに、そんな謙虚さをもってそして相手を鼓舞させていくことがリーダーにとって必要なことです。
えらそうに言っていますが、これは全て私に言い聞かせていることですので…。