昨日、数十年来のおさななじみとの別れがありました。
田舎地域ということもあり、私は、幼稚園から、一度のクラス替えをすることもなく、中学3年までずっといっしょに過ごしてきた同級生が27人います。
喜び、悲しみ、いろいろなことを共有し…家族以上にずっと仲良くやってきました。
高校になって、初めて、それぞれの道を歩みはじめ、私は、少し離れた高校にいくことになり、しかも同級生28名では一人でその高校にすすむことになって、言いようもないさびしさを感じたことが思い出されます。
それでも、私たちはおとなになり、そして私は、地元で仕事をするようになってから、また再び顔をあわせるようになり、私にとってはかけがえのない存在で、道で顔をあわせれば、声をかけるし、またいろいろなところで、相談しあったり、笑い合ったりできる大切な仲間でした。
よわい40を前にして、あまりにも突然におとずれたおさななじみの訃報に、なんともいえない無常を感じずにはいられません。
皮肉にも、葬儀には、中学卒業以来一度も顔をあわせたことのなかった同級生にも20年ぶりに会うことになりました。
通夜には参加することができませんでしたが、やはり20年会ったことのない仲間が弔問に訪れたと友人に聞きました。
その友人たちに、
「こんな形で再開することになるなんてなあ…」
と思わずつぶやきました。
おさななじみの絆というのは、どんな時代を経ようとも、また強固なものなんだと改めて強く思いました。
改めて、かけがえのない友人に対し、心よりご冥福をお祈りします。
そして、この絆は一生懸けて大切にしていくぞ、そう心に誓いました。