今年で3回目の開催となる(昨年は台風災害の影響で中止)氷ノ山系トレイルランに出場しました。
結論から先に申し上げると、無事に完走することができました。
昨年、3度目の正直で『村岡ダブルフルウルトラランニング』100キロの部の完走を果たすことできました。
ずっと、ゴールで待ってくれている家族といっしょに、達成感を共有できればという思いから、今年は、ダブルフルの中の種目、親子40キロウォーキングをいっしょに歩こうと息子と決めていました。
誰がいったわけでもないですが、自分自身が、100キロへの挑戦を避けたようなかっこうにもなって自分がいやだったので、それに代わる何かをということで、申し込んだのが今回の大会でした。
実は、マラソンに対して特別な思い入れもなく、練習もさほど熱心でもなく、本当にいい加減な、なんちゃってランナーなのですが、なぜ自分でも、こんなつらいものにわざわざ申し込むのかよくわかっていません。
先輩ランナーは、秋の紅葉などを十分に楽しんで!とアドバイスいただきましたが、景色を楽しむ余裕などなく、ただひたすら、苦しみに絶えるだけといった感じです。
私がよく拝見する日本経済新聞の経営者ブログの執筆をされている、サキコーポレーションの社長秋山咲恵さんが、コラム『私が走り続ける理由』の中で、
『走っていて苦しくなった時に、自分の決断ひとつでいつでもリタイアできるのです。そんな自分との戦いに勝つ動機は何なのか。人によりさまざまな表現があるかと思いますが、一言でいえばやはり達成感。』
という記事をみて、なるほどそうなのかなーと少しだけ納得しました。
走るのは自力でしか前にすすむことはできませんが、同じことをたった一人で行なっても絶対にゴールすることなどかなうはずもなく、大会を運営してくれる人、それを支えてくれるボランティアスタッフ、応援の人々、友人、そしてもちろん家族…、みんなの力を借りることで、不思議なパワーがみなぎってくるのです。
その不思議なパワーを貰えることが実は一番の走る理由なのかなーと思います。
いまは、2度と走るかーっ!
って心境ですが、ほとぼりが冷めると、また出たくなるんでしょうね…。