通勤時に、ふと3年ほど前に、解体された家屋あとの敷地に目がとまりました。
普段はほとんど意識したこともなかったのですが、目にとまったその解体あとは、石垣が積んであるものの、草が生え、まわりの草むらとなじむように同化してました。
解体した直後は、家もなくなり、本当にぽっかりと穴が空いていたようなその風景も、田舎のごく普通の風景のようになじんだ様をみながら、
地域の景色というのは、結局そうなっているんだろうなーと感傷に浸ってしまいました。
おそらく、私たちの昔から、そういうことは繰り返され、知らない間に自然に返っていったようなものも多く存在するのではと思います。
意味は多少違うのでしょうが、なんとなく、芭蕉の句が頭をよぎりました。