たまたま
『たかじんのそこまで言って委員会』を見ていて、日本のもつ7つの力について、コメンテーターがいろいろと評価をしていました。
高かったのが、技術力と職人力(だったはず?)
低かったのが、ジャーナリズム力でした。
世間のことを、新聞なりテレビなりで報道されて、初めて知ることが多いです。というよりそれでしか世間の情勢を理解できないのが、我々でもあります。
例えば尖閣諸島の問題にしても、あんな国の端っこのほうでやっていることなど、メディアの報道なくして、私たちのような庶民が知りうる術はないのであって、その書き方一つで、受け手側をいかようにでももっていくことができます。
コメンテーターの一人が、この国のジャーナリズムは、感傷に浸りすぎているというようなことをおっしゃっておられましたが、まさしくそのような気がしてなりません。
どこのメディアとはいいませんが、あまりに事件事故の類の報道が多すぎます。また昨今の政局の話や基地問題などあまりに偏った報道をしているような気がします。
紙面も世の中全てのことを網羅できるわけではないので、数あるトピックスから収拾選択しているのでしょうが、新聞だけを見れば、世の中事件事故ばかりがおきる物騒な国としか思えません。
確かに注意換気を促していくことは必要でしょうが、ああゆう社会面をそういうネガティブな報道ではなく、溺れている人を助けた勇敢な人とか、自分の私財をなげうって社会に貢献している素晴らしい人とか、地域の伝統行事を支えている人とか、そういう夢や希望、勇気を与えてくれるような報道があってもいいんじゃないかと思います。