私がやっているスキー競技をはじめ、陸上のフィールド競技、体操競技などもそうかもしれませんが、一人ひとりが、パフォーマンスする競技に、駆け引きってあまりありません。
あまりないっていっているのは、それでも順位を決定する競技ですから、大会に出場している人のレベルをみて、全力でいくのか、80%で無難にまとめるのかということはあるので、そういう意味では、駆け引きをしているのかもしれませんが、基本ないです。
自分のもてる力をとにかく出しきるといいうことだけに専念すればいい競技なので、相手がこう出たらこうしようとかいうこともないし、技術的に優れたところを学ぶということはあっても、相手を倒すための研究ってことはほとんどしませんから、そういう駆け引きって苦手です。
駆け引きって言葉自体も好きじゃないです。
競技の世界では、勝ち負けが決せられるものだから、いかにして相手の不利をつき、自分の有利な部分にもっていくかということなのでしょうが、では社会の人間関係や、ビジネスの関係に駆け引きって必要なのかとおもいます。
それが売った買ったの関係であっても、両方が得できるような方法にもっていくことが、もっとも大事なことだと思うので。
どっちが損をして、どっちが得をしたという関係は長続きしないです。
近江商人の教え『売り手よし、買い手よし、世間よし』これこそが、もっとも大事なことですよね。