読まずに溜まっているものも少なくないのですが、とにかく買います。
そして、読み終えた本は、ブックオフに持っていくとかそういうことをしないで、とにかく、本棚に並べておいておきます。
私の枕元には、本棚があって、読んだ本が、ずらりと並んでいるわけですが、ときどき、自分の中での何かがひっかかったとき、あるいは、本棚にふと目をやったときに、目に止まる本の背表紙をみて、ときどき引っ張りだして、その本のエッセンスの部分を読み直したりとかそういうことをよくやります。
数ある本の中でも、よく引っ張りだすのが、
下記の
いい会社をつくりましょう/文屋

¥1,260
Amazon.co.jp
です。
内容はとてもシンプルなもので、2時間ぐらいあれば、読みきれてしまうものですが、
伊那食品という会社はつくづくすごい会社だなーと思います。
昨日のブログの記事も、ふと頭をかすめたのは、塚越会長の言葉でした。
伊那食品工業は、『寒天』という商品に特化し、他をまったく寄せ付けない圧倒的な強さをもった会社です。
この本の中に、伊那食品は、毎年売上の10%は、研究開発に投資しているというくだりが出てきます。
それが頭の中にひっかかって、昨日の記事となったわけです。
まさに私にとっての座右の書とでもいうべき本の一冊です。
私がいまやっている建設業にしろ、宿泊業にしろ、参入障壁はそれほど高くはありません。だから、そこそこのレベルというのは、誰でも作り出すことができるものだと思います。
ということは、他が少し努力をすれば、あっという間にお客さまは他に流れていく可能性があるということです。
塚越会長から学ぶべきところは、昔は、その地方では誰もがやっていた寒天製造を、研究開発専門のスタッフを配して、他の追随を許さない圧倒的な強さまで持って行っている所です。。
同じような商品をつくって、他社とシェア争いをするのではなく、オンリーワンの商品づくりに邁進することによって他のところとの価格競争はしないということ…。
そうすれば、相手にとっただとられただのと言う必要がなくなるのです。
言うは易し、行うは難し…。
でも、これからはこういう生き方しか生き残る術はないのではないかと思います。