組織の中にあって、優れたリーダーが必要だということは、まったく周知の事実です。
しかし、その言葉を乱発し、自分自身のフォロワーシップをないがしろにしていることを否定はできません。
たとえば、政治家…。
新しい政権になってもあいも変わらず、トップのリーダーシップに対しての批判が繰り返されています。
きっと次の総理がどんな形で変わろうとも、同じ党内の別の人、あるいは別の党の人がなっても、きっと何も変わらないと思います。
なぜなら、その政治の問題などは、そのリーダーをどう支えていくのかいうことには何ら言及されていないからです。
自分の立場や役割は脇において、トップに対して、『あいつは駄目だ』と繰り返すです。
いまこそ必要なのは一人ひとりの『フォロワーシップ』です。
トップの意図をどうくみ取り、そのはめられたフレームの中で、自分として何ができるのか…それを一人一人が認識して行動すれば、世の中は変わっていくはずです。
最近言われる消費税の問題。
増税をする前に、官僚や、公務員の給与カット、あるいは、無駄を省くべきだ!との強い批判があります。
ではそういう批判をしている人が、いただいている給与にしろ、報酬にしろ、まず自ら、誰に言わずに返納したり、政府や、地方に寄付している人をみたことがないです。
別に議員報酬が2000万だろうが、3000万だろうがいいんです。そのいただいた分、私は300万で生活していくんで、あとの1700万円は、行政に寄付しました!
っていう人がいたっていい。
そのほうが社会の有り様としては健全だと思います。
しかし、私自身はまだ先の例のように、寄付をできていません。だから、まだまだ未熟なフォロワーです。
まずは自分自身のフォロワーシップが適切に発揮されているのかとうことを自問自答しましょう。