今年もいよいよ屋根の雪下ろしのシーズンになってきました。
これまで、家の持ち主がやってきた屋根の雪下ろし。
家を維持することを、こちらでは『家をもおりする』といいますが、高齢世帯、独居世帯などなど、過疎に伴ってか、家をもおりする人が減ってきて、毎年依頼の件数が増えてきているように思います。
お金をいただくお仕事ではありますが、突発的に発生するこのお仕事、たいへんきつい仕事でもありますし、また会社全体のダンドリが大きく狂ってしまうこともあるので、なかなかに大変なお仕事です。
屋根に雪止めというものがついています。
雪が突如落ちてきて下敷きになってしまうのを防ぐためにあるのですが、東北のほうにいくと逆の発想で、とにかく自然に落ちるようにして、屋根の雪下ろしをしなくてもすむような構造になっているところもあります。
どちらが正解なのかは、建物周辺の状況とか、そういったことが関係しているので一概にはいえませんが、それもまた一つの手ではありますね。
しかし、雪を単なる悪者とみなして、この地域に愛情を感じなくなってはさびしいので、なんとかやりくりしてやっていかねばならないと思います。
お客様にしてみれば、やはり重たいものが屋根に乗っていると安心して眠れないです。
しばらくは続きそうです。