ちょっと、私の中でいろいろな出来事がありました。
少し感情的というか、心が乱されるというかそういう出来事でした。
日常が、平穏無事であってほしいと願っていても、震災のごとく、何の前触れもなく、突如としてそういうことが起こってしまうのが、世の常なんだと思い直しました。
そして、そんなことがおきても、自分が果たすべきは、しっかりと自分の足元を見つめ、家族、お客様、地域の皆様のために、感動や喜びが与えられるように、自分ができる精一杯のことをやるだけなんだと思いました。
さらには、いまこうして、生活させていただき、商売を続けられるのは、いろいろな方が、相互扶助の関係と言うか、お互い様なんだから、自分の財産なんかを、みんなのためにも提供してくれたお陰であるわけで、そういうことが綿々と受け継いで来られた歴史なんだということに感謝しなければいけないということなんです。
そんなふうに改めて気付かせてくれたことは、ある意味ありがたいことであり、そのことにもまた感謝しなければいけないことなんだと思いました。
自分では、思い上がっていた節はなかったけれど、今一度、謙虚に生きて行け!そういう訓示だと受け止めることにしました。
やっぱり何をおいても、このハチ北という山間が好きなんです。そして、いっしょに暮らしてきたこのムラの二百数十名のみなさんもまた大好きです。
そんな人といっしょに生活できることに改めて感謝したいと思います。
いつの日か日本で、いや世界で、いろんな意味で、もっとも美しいムラになれるようにまたがんばっていきたい…そんなふうに思います。
2011年も残りわずか、最後の最後に来て、そういったことを改めて考える機会を与えていただいたことに…
感謝です。