サービスや商品の欠陥に対してクレームを言うこともときにあろうかと思います。
その方を本気で直してもらおうとするなら、きちんとここは駄目だったと言うべきでしょうが…それにもうまく伝える方法というのはあるのではと思います。
まずはなにが問題であったのかということ、そしてなぜ問題だったかということ、そのことをきちんと伝えることが大事だと思います。
そして、その中で見極めなくてはいけないのは、相手のクレームが、怠慢によるものなのか、一生懸命した結果だったのか…。
怠慢による結果であるなら、厳しく追求する必要があると思います。しかし、人間誰しも失敗があるというもの、一生懸命やった結果であれば、厳しく追求することにあまり意味がないと思います。
そして、クレームを伝えるということは、その人の成長を願ってということが前提だと思います。
単に揚げ足をとるなら、今度は、クレームを言う側の資質をも問われます。
世にいう、クレーマーだとか、モンスターペアレントだとか…、そういう人たちは、自分ではその正当性を主張し、そしてときに理不尽な要求をも飲ませ、自分が得をしていると思っているのかもしれませんが、そういうことが続けば、普通でいるときもその人とかかわることを避けようとするでしょうし、それはその人の人格や品位を損ない、結局のところ、その人自身が損をするのではと思います。
世の中というのは常にイーブンな関係であり、一方的な立場なんて存在しないはずです。クレームを言われるお客様も、ときに、サービスや商品を提供する側になることもあるはずですし、弱者と呼ばれる立場の人も実は強者であることもあるでしょう。
世の中はお互い様なのです。
論語であったでしょうか
「己の欲せざる所人に施すなかれ」と言ったように、
自分がしてほしくないことは相手にもしてはいけないのです。
クレームを言うなら、本当にその方の未来を思い愛情を持って言ってあげるようにしたいものです。