昨日は、兵庫県スキー連盟の競技部の委員会に出席。
今シーズンの方向性やら、いま抱えている問題などを話し合いました。
具体的な道筋はみえなかったけれども、それぞれの中にこのままではやばい(いろんな意味で)という危機意識はほんの少しだけ共有できたように思います。
おそらく、いま数ある競技種目の中で、もっとも成功している競技団体は、日本サッカー協会と、日本スケート連盟だと思います。
サッカーについては、サムライじゃぱんやなでしこジャパンのように、世界と伍していけるトップチームを筆頭に、裾野までしっかりと広く、また組織的にもしっかりとしていて、強化システムなどもしっかりとしています。
また、スケート連盟も、フィギュアが男子で、高橋、織田、小塚、女子が浅田、安藤、鈴木、村上などなど、次から次から世界と戦える選手を輩出し、興行的にも成功を収めていますし、スピードスケートもしかりです。
スケート連盟などをみると明らかですが、やはり強い選手を輩出することで、それに憧れるジュニア達が次から次から生まれ、それが、競技人口の裾野を広げたり、会場に足を運ぶ人を増やし、スケートという業界全体の活性化につながっています。
スケートリンクの維持をするのには、大変お金がかかるようですが、最近では、どこのスケート教室も活況だと聞いたことがあります。
スキーの場合、レジャースポーツと、競技スポーツの両方を併せ持っていますが、やはり競技スキーの強化は、スケートなどにみられるように、強い選手を輩出することで、多くの人の関心を呼び、活性化に寄与することは明らかです。
そして、スキー産業というのは、田舎である地方の経済を活性化させるという大義を背負っています。このためにも、まずはスキー競技の団体である、スキー連盟が、システマチックに、選手の育成や、競技の運営をスムーズかつ活況にしていくということが、そういったことにつながっていくわけで、その果たす責任は大きいはずです。
そういう意味においても、まだ、改革は途についたばかりですが、雪山を愛する情熱をもった人々の集まりである以上、お互いに協力しあいながら、コトをなしていきたいものです。