きく、聞く、聴く、訊く
『聞く』音・声を耳で感じとる。耳に感じて、知る。
『聴く』心を落ち着け注意して耳に入れる。傾聴(けいちよう)する。
『訊く』たずねて、答えを求める。問う。
goo辞書より
きく力とはいったいどういうことなんでしょうか。
一つは、相手が言っていることを、正確に聞きとること、
例えば、誰かがある本の文章を読みあげたとします。きいている人はその文章そのものを記憶し、「その文章の中で、主人公は何色の服を着ていましたか」と質問されたら、ちゃんと答えられる…聞き取っている力です。
もう一つ、それは、相手が言葉にして発する言葉の奥にある深層心理を読み取っていく力です。
ある人が「あいつはきらいだ」と言ったとします。
なぜ、その人がそれを発したのか、本当にきらいなのか、本当は好きなのに、照れ隠しでその言葉を発したのか、単なる言葉だけでは、わからないもの。
それを、質問を投げかけたりしながら、読み取っていく、あるいは表情など、ボディランゲージから発信されるものも読み取り理解していく。
そういうことではないかと思います。
会話が上手な人は、聞くが7割、話すが3割とかよく言われます。
相手の言葉に耳を傾け、その意味をよく読み取って、的確な言葉を選んで発していく…。
きき上手になることが、その人の人間力のアップにつながるんでしょうね。
きちんときける人間になりたいと思います。