自戒の念をこめて書きます。
うちの会社の仕事は、公共工事半分、民間のお客様が半分です。
公共事業をやっていると、相手がお客様だという思考が薄らいでしまうようです。。
民間のお客様は、あそこに頼んでよかったとか、あの会社は駄目だとか、そういう思考というものが常にあります。
だから、ときに、いくら金額が高くても、そこにお願いしなきゃだめなんだというものもありますし、その逆もまたあります。
しかし、客観性を旨とする公共事業では、そこで仕事をしていただくという意味は、金額の大小でしかなくなることがしばしばです(本当は違いますが…)
だから、公共事業における、お客様の満足というのは、図面通りに、契約どおりの仕事をするということであって、それ以上でもそれ以下でもありません。
だから、人間的に問題があろうがなかろうが、きちんと仕事したんだから、問題ないでしょってな話がまかり通ってしまうのです。
私は機械でなく「人」が仕事をする以上、やはり人間として誠実な人であり、そういった人の集まりの企業でありたいと思います。
「へた」な仕事を提供すればいいということでは決してありませんが、未熟な技術でも、いっしょうその人のために尽くすということで、カバーされることがあってもいいと思いますが、逆にどんなに技術があり仕事ができても、そこに、愛や思いやりのある仕事でなくては、それはやっていないに等しいと思います。
そういう意味でも、私を含めた社員が、そういう思考に陥っていることに、大いに恥ずべきことと肝に命じておかなくてはいけません。
みなさまにもし、そのようなそういう人間的でないなと思わせる言動があった際には、どうぞ遠慮おっしゃってください。
よろしくお願いいたします。