結局、親の背中なんだ | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

過疎と言われて久しいです。

人口減少には、2つの要因があると教えて頂きました。


一つは、自然減…生まれた人よりも、死んだ人が多いと、人口は減ります。


もう一つは、社会減…入っている人よりも、出ていく人のほうが多いと、これまた人口が減ります。


これだけの長生き時代になっているわけですから、普通に考えると、自然減というのは考えにくいでしょう。


となれば、減数の原因は社会減なのです。


悲しいかな、大学や専門学校で、きちんとした知識を得ようと思ったら、都会の学校を出るしかありません。

そこで、都会の便利さや華やかさに目がいってしまうと、なかなか戻ろうという気になれなくなります。


そして、働く場所がなかったら、これまた仕事があるところで住まわざるを得ません。


そういった要素がいろいろと絡み合って、社会減は起こります。


でも、社会減の根本原因は、やはり、私達親がどれだけその地域を誇りに思い、子供たちにそのことを伝えているか、そんな思いを背中で語っているかだと思うのです。


田舎にいれば、仕事がないとよく言われますが、世の中から必要とされる仕事というのは、絶対に田舎でもあります。そんな仕事を想像したりできないだけです。


誰かが言ってました。

子供に、親が洗脳することも大事なんだと…。

私もそう思います。

ただ、洗脳をするためには、自分が心の底からそれを願い、言葉以上に、体や表情、全身でそれを醸しださなきゃいけないんだと思います。


私が住むこの地域でも縄文時代の古墳が見つかったことからもわかるように、情報が十分に発達していない世の中でも、この地域には人が住んできました。

人が人らしく暮らすことに適した場所だったことの証しです。


それが、ここ10年ほどの社会醸成の変化だけで、ここを見捨てているとするならば、そんな残念なことはありません。


だから、ここに人が住まう意味があるんです。

今都会に出た人を呼び戻すのは容易ではありませんが、ここで生まれた子供たちが、ここに住まうことは何らの努力も本来はいらないはずなんです。


とにかく自分たちが、光り輝く生きざまを目指せば、こどもたちに何も伝えなくても彼らが勝手に感じ取ってくれるはずです。