「あいつは無責任だ」
とこんな会話がかわされることってありますよね。
でも、これには注意が必要です。
なぜなら、おそらくこの世の中に、完璧に責任を負ってことをなしている人なんて存在しないからです。
どんなに立派な方でも、どっかに無責任さというものはあるもんだと思います。
無責任かどうかというのは、相対的な評価であって、絶対的な評価ではないのです。
だから、無責任ということを責め立てることにあまり価値があるとは思いません。
例えば政治の無責任さを問うたとしましょう。
支持してくれる人がいるから政治家は存在しているわけだから、誰かには責任を果たしていてそれなりの評価を得ているわけです。
無責任さというのは、その評価する人にとっての都合でしかないんじゃないかと思います。
そして、本当に責任ある人は、他人の無責任を憂うことはないはずです。
なぜなら、そのことをも含めて、責任を感じているからです。
他人の無責任を責める前に、まず自分自身が本当にその責任を果たしているのか、その部分をしっかり見るようにしたいものです。