事業を展開するやり方には、深耕と拡大の二通りあるのは周知のとおりです。
深耕という言葉でいつも連想するのは、イチローです。
野球という世界をとにかく深く掘り下げて、前人未到の偉業を次々と達成する姿をみて、自分たちが日頃やっている仕事も、あそこまで掘り下げるところまでできているかと自問自答してしまいます。
世の中に不要な仕事というのは、実は一切なく、それぞれの世界でどれだけ深耕できたか、その結果、世の中から必要とされてくるかそうでないかが違うだけのような気がします。
イエローハットの創業者、鍵山秀三郎さんが、凡事徹底を唱えて、掃除を極められたように、どんな些細なことでも、そこには意味があり、そこまで徹底して行うことで、誰も届かない境地をつくりあげることができるのだと思います。
しかし、そこでそれを妨げるのが、マンネリというやつです。
同じことを繰り返しやっているとどうしても気持ちがマンネリを感じるようになってしまうわけです。
私は、まだ何もそのそういう深耕できたものがないので、想像の域を出ないのですが、おそらく、ミリとか何分の一とか、そういう微細な部分に徹底してこだわりを追求しているのだろうと思います。
そして、そのこだわりのためには、徹底してそれを考えぬき、自分にとっての意味づけをもたせているのだと思います。
自分の人生に深みが足らんと思う今日この頃、
そういう偉人の境地に思いをめぐらし、少しでも近づけるようにしたいものです。