ローカリズムとグローバリズム | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

地域を愛するということは、誰が何と言っても、大事なことです。


ただ、その範囲をどこにおくのかということですね。


私は、ハチ北民で、ハチ北をこよなく愛しています。

一方で、村岡が好きで、香美町が好きで、但馬好きで、兵庫が好きで、日本が好きです。


しかし、地域を愛するが故に、そこにエゴイズムが発生し、他を拒絶したり、他の地域の利益も考えなくなるようであれば、これは逆にとても大きな問題となります。


市町村合併というパラダイムの変換を経験してくると、ときにこのローカリズムが、エゴイズム化することを今現在でも経験することです。


ただ、やはり、行政の単位やくくりというのは、やはり重要で、政治の枠組みというのはそれをもって行われるわけですから、やはりその枠組みで、そこの最大益を考えていかなくてはいけません。


ローカリズムは、地域として特徴を出すための枠組みとしてとらえ、やはり幸せは全体で享受するということにならなくてはいけないと思います。

例えば、町の予算を使って、ある特定の地域に、観光施設の整備を行うとしましょう。それによって第一次にそこにお金が落とされ、投資がなされます。


そして二次的には、そこに訪れるその地域以外の人が、しあわせを享受する、そうなってはじめてそこにそういう投資をする意味があります。


そこにお金を落としても、その地域以外の人に幸せを分け与えることができないものは、本当に意味のある投資でないはずです。

ローカリズムとグローバリズム、一見あい矛盾するこの2つの要素の狭間で、自分の思考をゆり動かしながら、最終的な、どれだけ多くの人と喜びや幸せを分かち合うことができるか…。

今一度、考えてみたいものです。