今年で3年目になるのですが、私が理事を務めているハチ北観光協会では「人と自然の博物館」と共催で毎年事業を展開しています。
春と秋の2回、「ハチ北の自然散策エコツアー」と題して、花や木々を観察しながら、散策するというものです。
あえて、平日に開催をしていますので、参加される方は一線から退かれたみなさんが多いのですが、毎回、そういった方々と出会うたびに、みなさんの知的好奇心には本当に感心させられます。
草花が好きな人、樹木が好きな人など、みなさんの興味もさまざまなんですが、中にはコケの好きな人、きのこの好きな人などもいます。
そういったみなさん、今まで出会ったことのなかった植物に出会い、いままで出会ったきた花々との違い、花びらやガクの付き方、植生のしかた、周囲の環境、いろいろなことをインプットし、その植物と向きあい、感じ取ろうとされます。
以前はサラリーマンをやっていて、そういう花にむきあう時間がなかったとか、定年してから、自分の興味あるものを探していたら、植物の観察になったとか、動機もまたさまざまです。
ともかく、子供が昆虫を追っかけまわすように、みなさん本当に純粋に植物を見たりすることに没頭されているということを感じました。
人生での楽しみというのは、さまざまありますが、自分の知らない世界を知るということも大きな楽しみの一つだなーとつくづく感じます。
まして、仕事のためにとか生きるためにというそういうがつがつしたものではなく、純粋にそういう知らないことを知るという楽しみをもてるというのはとても素敵ですばらしいことだなーと思いました。