先日、とある温泉旅館を訪ねることがありました。
行った先で、お茶でもどうぞということで、従業員さんがご案内をしていただきました。
そこに、有名な書があったのでいくつかそれについて従業員さんに質問をしてみました。
残念ながら、若い方でしたので、あまり知識は持ちあわせておられないようで、そこで会話が終わってしまいました。
その一連の流れを、少し考えてみました。
従業員さんの接客は、ソフトで、一般的にいっても、いいレベルだと思います。
ただ、そのときの私自身の知的欲求は満たされないままになってしまっています。
その温泉旅館のオーナーさんの意向を反映させていらっしゃると思うので、きっとオーナーさんにお尋ねすると、もっと違った答えが出てきていることでしょう。
従業員さんが、そこでカンを働かせていれば、上司の方や、社長に尋ねたり、自分があとで調べたりして、その不足した知識を埋め合わせる行動ができたかもしれません。
そのカンを働かせるというのは、その人のパーソナリティにもよるだろうけれど、やはり会社の力は大きいと思います。
そういうカンが働く意識を常に持たせることができているかどうか、そういうことだと思います。
そして、その従業員さんは、気付いていないから、そういう一連のことがあったことも会社のトップにわざわざいうことはないはずです。
組織においては、きっとそういうことが山のようにあるんだろうと思います。
日々勉強ですね。