私の地元、村岡高校が定員われが続いていてその存続がという話をよく聞きます。
私が思うに、やはり地域に学校があるということは、その地域の力(いろんな意味での)になりうると思います。
経済的な部分でもそうですし、地域のシンクタンク的な役割も果たしていると思うし、そう考えると、やはり大きな問題であることには間違いありません。
しかし、私はそれ以前にもっと大きな問題があると思います。
それは地域自身が学ぶ力があるかどうかです。
地域の疲弊が叫ばれて久しいですが、その根本たるところは、この局面をなんとか、切り抜けていかなくてはいけないという一人ひとりの危機感だと思います。
でも、その危機感をもっただけで、なにかが変化することはなく、その危機を乗り切るために、情報を集め、知恵をしぼり、行動するということがなくては何ら解決することはありません。
学校は、教え、教わるという一方通行的な部分が大にしてあると思います。
自らが学んでいく姿勢というものが必要だと思います。
情報格差が言われますが、本当に田舎には情報が届いていないのかというと決してそうではないと思います。その情報が自分にとって重要なことがどうかということを見極められるかどうかということだと思います。
地域の人が受け身の姿勢では、絶対に地域はよくなりません。
自分たちが自ら、学ぶ姿勢があってこそ変革はなしとげられるのだと思います。
学校が存続できないということを理由に、自分たちが学ぶ言い訳をしているようにも思います。学校がなくなったって、地域の力で子供たちを絶対に立派な大人にするんだ。そういう覚悟をもちたいもんです。