先日、ラジオに耳を傾けていると、あるスピーチのくだりがでてきました。
「私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたたちは、私ぐらいの歳のときに、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのになにをしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたたち大人にも知ってほしいんです。あなたたちもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」
この伝説のスピーチをやった女性は、セバンスズキさんです。
1992年に国連の地球サミットで、各国の首脳級を前に当時12歳のセバンスズキさんが、環境問題につて語ったこのスピーチですが、そのままそっくりいまの原子力発電に置き換えることができるんではないかと思ういます。
私たちn使命のひとつは、次の世代の子供たちのために、何を残し伝えていくかだと思います。
いま世の中の人たちが日々やっていることを、私たちは自信をもって次の世代に引き継ぐことができるのでしょうか。