最近、産業観光なる言葉を耳にしますし、だんだん活況になっているようですね。
ものづくりの製作プロセスを展示や解説をつけてまわったりするやつですね。
ワインとかビール工場なんかにいくと、製造工程を回れるツアーがあったりするあれです。
最近は、いろんな業種で、そういうことを行っていますね。
昨日も、名古屋城を訪れたのですが、本丸御殿の改修工事の現場を見学ルートを設けてみてまわれるようになっていたり、丁場と呼ばれる木材の加工場で実際に職人が働いている様子をガラス張りでみることができるようにしてありました。
モノをつくる背景には、必ず人の存在があり、そこで働く人々が日々そのモノに対しての愛情、信念いろいろな思いをぶつけていっています。
そういうことが理解できるようになると、モノが単にモノとしてではなく、その作り手の魂みないなものに代わって映ります。
本来モノって、人の意思がそこにあってつくられるのであって、勝手にモノだけが存在するわけではありません。
しかし、日常の生活を送っているとそういったことが忘れ去られてしまいます。
産業観光を通じて、『人』が存在してモノがあるという当たり前なことに気づかせてくれます。