なぜならその会議で話し合われた内容というのは、長期的なビジョンも含めた世界の動きのありようを示すものだからです。
世界経済の大きな枠を話し合っているものが、こんな小さな田舎に関係あるのかと思われるかもしれませんが、日本の中でも、景気の低迷で物流が止まったり、電気の削減を求められたりすることを考えると、なんだかんだいっても世界とはなんらかのつながりがあるとみたほうがいいでしょう。
だから、G8で決せられたことは、やがて、我々の末端にもなんらかの形で影響がでてくるのです。
で、今年はフランスでの開催ということもあって、ふと世界遺産のことが頭に浮かび、それとの関連をみていくと実は興味深い結果がみえてきます。
世界遺産登録のいちばん多い国は、イタリア
フランスは4位
ドイツは5位
イギリス7位
ロシア9位
アメリカ10位
というわけで、日本は14位
ヨーロッパはイタリアに一度しか行ったことがないので他の地域の推測を出ませんが、国まるごと歴史建造物みたいな世界です。
でもそんな国が経済大国の一員であるわけです。
モノづくりでいえば日本は世界でも名だたる地位にあるけど、経済大国になるには、なにもモノづくりだけがその地位になるための手段ではないのです。
特にこれからは、文化の発信力みたいなところに、大きな価値があるような気がします。
目にみえないものだけに、とらえにくいものでありますが、八百万の神を信ずる日本人であれば、そうったもので、経済界をリードすることは十分可能だと思います。
田舎な私たちも、そんなモノ的価値ではなく、安らぎ、癒し、元気、喜び、そんな価値を提供して、経済的にも満足のいく場所にしていきたいものです。