先日、但馬地産地消の会の例会なるものが、日高で行われ、友人に誘われ出席しました。
旅館の方、旅行関係の方、食品関係と集まっている人たちは多彩な人たちの集まりだったのですが、となりに座っておられれた方は、某高校の教諭の先生でした。
その方曰く
『教師になって、10年ぐらいたつと、教室の中で繰り広げるだけでは限界を感じるようになってきた。先生の常識は、世間の非常識という言葉があるけれど、もっと世に出て自分の幅をひろげないといけないと思い、参加することにした…』
とのこと。
たしかに、先生に対して、一般の人がそう感じることは多々あるわけで、非常にそういう見識をもっておられることに感心しました。
では、一方我々は…?
同じことがいえるのではないかと思います。それぞれの業界のなかだけしか通じないルールというものが存在し、それをさも、世の常識ととらえ、横柄になってしまうことは私たちの業界にもあると思います。
世の中は、多様な人でなりたっているわけですから、広い見地でここや自分をみつめることはとても重要です。
しかし、そうしようと思えば理屈だけではダメで先述の先生のように、とにかく外にフィールドを広げ、いろんな人と交わり、自分でその感覚を磨いていくしかないと思います。
私より、若い先生でしたが、そのような見地で語られるその姿にいたく感動したのでした。