昨日、秋祭りの『ねりこみ』と呼ばれる、山車(というほどおおきくはないですが)のためのコブシ固めがありました。
このねりこみは、男子二人がたいこをたたきながら、祇園囃子と呼ばれる音楽にあわせて、村の中を練り歩くものです。
年々子どもの数が減っていくなかで、他の地域では、このねりこみの担い手を維持できなくなるところが増えているそうですが、私の地元では、なんとかかろうじて、継続することができています。
いつも思うのですが、こういう伝統行事が継承される中で、先輩後輩のコミュニケーションが深まり、地域としての結束ができていくので、いくら忙しい世の中にあっても、しっかりと参画していかなくてはいけないとキモに命じています。
コブシ固めに参加したのは、氏子総代の80超の人から、ねりこみの担い手15歳までと実に、65歳の離れた世代が同じ時を共有するわけです。
先輩の昔話も聞きつつ、ムラの有り様を語っていただくのは、まさに地域教育そのものに他なりません。
ことさらに地域教育・地域教育と特別な何かをしなくても、そうやって世代を超えた人たちが集まれば自然とそうなっていくのです。
まだまだイメージしにくいですが、いずれ、自分たちも年老いていくわけで、そのときに語り部として、きちんと役目を果たせるのだるろうかと思います…。
そのためには、今やるべきことをやっておかねばなりませんよね。