年間の自殺者というのは、3万人を超えているそうです。
それに比して、交通事故でなくなるかたは、年間4914人(平成21年度)だそうです。
自動車メーカーが車に交通事故を防ぐために、莫大な研究や開発に投資し、地域でもさまざまな交通事故死防止に躍起になっているのに、それを6倍以上も超えてしまっています。
これはまさに異常としかいいようがないです…。
どうしえこれほどまえに、異常な事態を招いてしまったのか…。
いま、ワークライフバランスとよく言われます。
仕事をしすぎないように、生活と仕事の調和をはかりましょうということでとても重要な事だと思います。(うちの会社がきちんとワークライフバランスに配慮できているかというとそうでもないことが多いのですが…)
特にメンタルな部分が多いこの問題、とても難しい問題だと思います。
これはあくまで私見ですが、一番大事なのは、将来に希望をもつように前をむけるようにできてるかだと思うのです。
どんなに苦しくても、その先に希望が夢があれば、少々の困難にも立ち向かえます。
その希望や夢は、しかし誰かがみせてくれるものでなく、自分自身がそう思うような習慣にしないといけないのです。
私は戦後の復興を知りませんが、明らかに昔の状況に比べれば、はるかにいい状況のはずです。先人たちは、希望を失うことになく、夢を思い描きそして現実にそれを実現させていっていまの状況があります。
それを思うとき、自分たちがこの先に希望をもてないのは悲しいことです。
昨日、民主党の選挙の結果によって、菅さんが再び首相の座に返り咲くこととなりました。しかし、マスコミの論調は決して明るいものではありません。一方、小沢さんが首相になったとしても、きっとマスコミはこき下ろすことでしょう。
どっちになってもネガティブな報道しかしないし、おそらく自民党が前回敗れたように、では自民党が政権奪取したとしても、きっとネガティブな報道しかしないでしょう。
つまり、メディアは決してどのような形になっても、世論に希望や夢を与えるような論調はないということです。
となれば、もう残された道は、ひとつしかないでしょう。自分たちが、しっかりと自分のビジョンをもって、そして、小さな一歩であったとしても、そこに、小さな波紋を広げていく。それしかないのです。
自殺者3万人にした責任は、全ては私自身の中にあるのじゃないでしょうか。
政治家が悪いわけでも、景気のせいでも、企業のせいでもないはずです。
もう政治の批判をすることをやめて、自分たちが希望や夢を語り、例え小さくても行動をおこす。
それしかないんじゃないかなー。