だいたいにおいて、仕事でもなんでも、ひとりでやることというのは案外少なく、何らかの形で他人と関わることのほうが圧倒的に多いもの、第一仕事そのものは、自分以外の人のためにあるわけですから、当然のことといえば当然のことなわけです。
で、その中ではうまくいくこと、うまくいかないこといろいろあるのですが、冷静に分析してみると、だいたいが相手との意思疎通がはかれていないことに起因するものが相当あるように思います。
よく報連相とはいうけれど、じゃ一体どこまでやればいいのか、何を基準に考えればいいのかと頭をめぐらした結果、家族とやりとりする報連相レベルを他人とやることが重要だなと最近思うわけです。
子どもに対して、家に帰ったら、今日どうだったとか普通に聞きます。そして子どももそれに対しては、一日の流れだとか、よかったことだとか悪かったことだとかをしゃべり、こちら側はそれに耳を傾け、それによって自分が感じることをコメントする。
あるいは、なにか物を買うとき、物を売るとき、事前に相談をしたり、承諾をとったりするはず…。
あまり意識しないで、そういうことをやっていますが、財産の共有をしたり、消費をしたり、そうやってやりとりしながら、共通認識をもって、家族という経営をしているわけです。
であるなら、そういう家族の報連相レベルを職場や、団体や、お客様やようするに自分以外とのコミュニケーションをするときに、やっておくとまず間違いがないように思います。