昨日、IBIZAブランドで有名な旧社名、吉田オリジナルの吉田社長のお話を聞く機会に恵まれました。
私はどちらかというとメモをよくとるほうなんですが、昨日はピタっとやめてしまいました。
いままでは、たくさんのすばらしい経営者のお話を聞く機会があり、その都度、この貴重な機会を聞き逃すまいと必死でメモにとっていたんです。会社でなにか役にたつ情報があるのではないか、そんな思いで必死だったからです。そして、会社に持ち帰りその中からいろいろとやってみたこともあります。(実はメモをとってやらなかったことのほうが圧倒的に多いですが…)しかし、なかなか続けられないことも多かったように思います。
吉田社長のお話を聞きながら、今回今までとは違った感情が自分の中にあることに気づきました。
それは、この会社のコアになっているものはなにかということでした。コアになる部分は、単にまねても意味がないのだという結論にいたりました。だからメモをとる意味がないとおもったのです。
お話をきく中で、行動のベースになるのは、考え方と経験なのだということに改めて気づきました。人とは十人十色どころか、すべてその経験が異なるわけですから、同じような感覚があっても、根本的にはどこかが違うものです。
自分自身の個性をしっかりと見出してそれをフルに活かしていく…そのことが重要なんだと言う事に気づきました。
コアコンピタンスという言葉がありますが、辞書の定義によると、
『ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事を指す。』
ということです。
コアコンピタンスは、やはり自分の中から湧きいでるものがなんなのかをしっかりとらまえて、そしてそれを発信することだと思います。
吉田会長がすばらしい経営者でそのことをまねても単なるまねでしかないわけです。
学びが単なる自己満足に終わらないようにしていきたいものです。