いつも、心がけていなければいけないと肝に命じていることがあります。
それは、いつも立場は一定ではないということです。
私は、会社では、社長という立場ですが、村に入ればただの若造です。
そして、商品を売っている商売人も、日々商品を購入しているわけですから、消費者にもなりうるわけです。
つまりは、ある一方向の人というのは存在しないわけです。
よくクレーマーの人がいますが、クレーマーの人も立場が変わればお客様を相手にしなくてはいけないことがあるはずです。
自分がお客様に物を購入してくださる立場に変わったときに、そんなことをお客様に言ってほしいのかと考えれば自分がおろかな言動をしていることはすぐに理解できるはずです。
だから、どういう立場にあろうとも、人との接点には細心の注意を払わなくてはいけませんし、立場が違えどニュートラルな対応が必要だと思います。
これは逆もまたありきです。相手がお客様だからといって、ペコペコ頭を下げればいいというものでもありません。お客様と自分たちは対等なんだと思います。
どっちがえらいのだということではなく、どっちもえらいのです。
商品を買ってくれる人もありがたいですが、商品を提供する人もまたありがたいのです。
野菜や果物、家電製品、日曜雑貨…自分たちの手ではつくりだすことができないものをサプライヤーが供給してくれるわけです。
だからどっちもえらいのです。
常にニュートラルなポジションでいたいと思っています。
商品を買うときも、よき消費者であるように振る舞い、もちろん仕事をしているときには、お客様と良好な関係を構築し、社員さんや協力業者の方と、真摯にむきあい信頼関係をつくる。そして、地域や家族にも、えらぶることなく、よき市民や父親であるように行動する。
自分への戒めです。