要望 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日、某団体に要望を発言するという機会が今度の日曜日にあるので、事前に要望書に記入をせよということのなので、せっせと原稿づくりをしていました。


しかし、「要望」ということに対して、なんとなく違和感を感じるのです。


たとえば道路をつくってほしいとか、医療を充実しろとかさまざまな要望があると思います。


田舎で生きるものとして、生活改善というか、環境の改善を行っていくということはとても重要だと思います。

でも、ただなんとかしてほしいとお願いをしっぱなしでことが運ぶのか、ある意味、今の世の中、何をしろかにをしろと無責任にいうことでなんとかなるような時代ではなくなってきているように思います。


社会福祉の充実は必要だし、社会資本整備の充実も必要、いろんなものが必要だけれど、無尽蔵にお金を作り出せるような時代ではないことはみな分かりきっています。

であるなら、これはつくってほしい。だから、このためにはこれを辛抱する!というような天秤にかけるようなことも自らが行っていかなくてはいけないだろうし、逆にこれはしてほしい、だから自分たちはこういうこともやっていくというようなことも必要だと思います。

要望はその裏づけを考えずに言うことは簡単にできます。


それが大人として適切な発言なのか、疑問に思います。
私の先輩が、今の田舎の姿は甘えとたかりの構図と言っていましたが、まさにそのとおりだと思います。


もうでもそんな時代ではなくなりました。道をつくってほしい!というならばそのために私たちは、こうこうこういうことに取り組みます、みたいなコミットメントを同時にやるようなそんなことが必要です。

ケネディーは大統領の就任演説のときにこう語りました。
「国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを問おうではありませんか。」

いま私たちの政治に対する姿勢が問われているのだと思います。