先日、某行政の方をお招きして、懇談会をする機会がありました。
その中で、
「うちの町には、140万人の観光客が来町していらっしゃる、結局、いかにきていただいた人を喜ばすことができるかということを町民一人ひとりが考え、行動することが大事だ。」
いう趣旨のことをおっしゃっておられました。
懇談会で集まっていたのは、建設業者のみなさまです。
私は、たまたま観光の仕事にも携わっているので、その話、非常に胸に響きましたが、建設業のみなさまの心には届いたのでしょうか。
この言葉の重みについて、町民一人ひとりが理解できたときに、ものすごく大きな力となるんだと思います。
地域の発展には、やはり経済的発展を抜きにすることはできませんが、私たちのような地域ではいかに交流人を増やすかがとても重要です。
地域の誰かのところにお金が落ちれば、それで、地域経済が回っていくわけです。
いまお国からお金が落ちてくる時代ではなくなってきました。
地方はいろいろな犠牲を払ってきていますが、おそらく都会の人だってそんな思いでいるはずで、みんながそんなふうに思っているのだと思います。
だから犠牲の見返りを求めるといっても、そこには限界があります。
となれば、少しでも自浄努力が必要だと思います。
某氏のおっしゃったことを、もっと真摯に受け止めていかなくていけないと思います。
まずは目の前の人から大事にしていきたいと思います。