先日とある青年と話をしていました。(私もその一人のつもりですが…)
私「最近、どう?」
青年「どうってどう答えていいんでしょうか」
私「どんな反応が返ってくるかそれから考えようかと思って」
青年「そうですね。なんか以前あったような震えるような体験が最近ないです…」
震えるような体験というのは、彼が学生時代に、1500人ほどの人を集めてイベントをやったときのことです。
青年はそれから社会人になり、日々仕事をやる中で、その震えるような体験がないことを嘆いていました。
自分が、彼に聞いて、そこではっと気づきました。
確かに自分も最近震えるような体験がない…。
青年は続けます。
「別に楽しようとか、仕事がたいへんで逃げ出したいとかそんなんじゃないんです。心から震えるような感動、そんなことを経験したいんです。」
映画を見に行くとか、本を読むとか、それなりの感動は得られるはずです。でも本当の感動は、やはり自分の実体験の中で、ぎりぎりまで自分を研ぎ澄ませた経験をしたときに、あるもんだと思います。
そのためには、ある程度諸条件も整わなくてはならない。
彼の言葉はとてもずしりと私の心に響きました。