とある政治家の方がお話されていたことです。
最近、外国人の旅行者が増えています。
長野でリゾートホテルを運営しているところがあり、そのホテルで、絶景なる山の風景を眺められるところがあるので、いつもそこをご案内しているそうです。すると、お客様が必ずといっていいほど、その風景ではないところで写真をとっているのだそうです。
どこかわかりますか。
それはなんと、自動販売機の前なんだそうです。
そしてそれはなぜだかわかりますか。
人気がないところに自動販売機があって、よくそれが壊されないねーということに関心して写真をとるんだそうです。
つまり、外国では人気がなければ、こういう無防備に金銭が入っているものがあればかならず捕られてしまうからなのだそうです。
これってすごくないですか。
日本人の中では、窃盗はしてはいけないと教えられているしそれは当然のことだと考えています。しかし、それが外国では通用しない…。
これが日本がもっているすばらしさだと思います。
いまではそれがどんどんと崩れているような気がします。
車などが盗まれ、それがもし事故にでもあうと、責められるのは、自動車を所有している人も責められるのだそうです。自動車の管理責任というわけです。
盗られるがあたりまえという考えが横行すると、このような考えにいきたつと思います。
しかし、悪いのは、どう考えたって、盗った人です。
そんなおひとよしではこの世の中生きてはいけないとお叱りをうけるかもしれませんが、しかし本当にそう思います。
盗る人がどうにも罪悪感を感じて、へたにこんなことはできないと思えるそういう自浄作用の働く社会ができあがることを切に望みます。
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